韓国学校のバス旅行の行先が奈良の寺院である事を知り、早速参加申し込みをしました。見仏好きの私でしたが、何故この地が選ばれたのか、恥ずかしいことに行きのバスの中で校長先生のお話を伺うまで全く気がつきませんでした。奈良の仏像は渡来人の技術や知識によりもたらされたものである事、そして彼らの足跡がこの愛知県や遠く長野まで続いている事を知り、さらに興味がわいてきました。
 今回同行して下さった宮崎さんの仏像の説明や釈迦の生い立ち、仏教の世界観、時代毎の仏像の特徴等、とかく堅苦しくなりがちな内容なのにユーモアたっぷりなお話にとどまることがありません。楽しいお話を聞く間に、気がついたら奈良に着いてしまいました。
 心配だった雨も小雨程度で、興福寺・東大寺・新薬師寺と巡ることができました。いずれも昔行ったことがあったのですが、宮崎さんのお話を聞いた後で見ると、全く別の発見が各々にあって時間が足りないくらいで、どのお寺も去るのが惜しい気持ちでいっぱいでした。私達の質問にも丁寧に答えて下さって、本当に勉強になりました。
 東大寺の三月堂で、皆さんと一緒に畳の上に座って説明を聞きながら、大迫力の仏像群を見ている時、ふと1人で以前ここを訪れ、同じように座っていた事を思い出しました。ひんやりとした堂内で飽きる事無く眺めていたあの頃の自分は、韓国語を学び、こうして名古屋韓国学校の皆さんと再びこの地を訪れるとは想像もしていませんでした。不思議な縁に感謝する気持ちで不空羂索観音像に手を合わせました。
 東大寺には韓国からの観光客も多く、あちこちで韓国語が聞こえてきました。
 こうして楽しく、無事旅行が出来たのも、先生方や学生会の皆さん、宮崎さんの大変なご苦労があっての事と思います。本当にお世話になりました。また機会がありましたら、是非参加させて頂きたいと思います。

金曜少人数クラス 栗田 千波

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